2013年6月11日火曜日

病気との闘い 4


手術が終わって2日目ぐらいに社長は集中治療室を出て、準集中治療室のような病棟へと移った。
この頃から病院のケースワーカーを介して、介護福祉士や地域包括支援センターの担当者と会い、役所に行っていろいろな手続きをしていった。

社長が透析を導入した頃にも役所の手続きは随分とオレがしに行ったが、今回は更に障害者手帳の項目が増えたり、「まる障」と言われる新たな制度の手続きをしたり、特定疾病手当てが多少手厚い種類のモノに移行したりと、目まぐるしかった。
介護福祉士の方に、「あなたは仕事してこんな手続きもして良くやってますね、大変でしょう」と言われた。
確かにオレは自分でもなんだか良くわからないぐらい動いた。辛い気持ちにもなるがでもそれは昔からだ。他の連中は嫌気がさして逃げていったけれど、体の不自由な仲間を差し置いて逃げるという事だけはできなかった。人が良すぎるのかバカなのか、とにかく他人にはあまり理解されない行動のようだ。

でも一番つらいのはやはり足を失った本人だろう、これからは一人で立ち上がることも、歩くこともできない。オレにはとても想像できない精神状態であるのだから…

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。