2015年1月11日日曜日

Shelby GT500


納車してから半月が経った。

やっぱりマスタングにして良かった。
コルベットと比べ、ワクワク度が全然違う。

でも、サスは硬くてかなり軋むし、可倒しない本国ミラーはバカでかい。
エアコンはあってもダイアル式。野暮ったいラジオのアンテナもおっ立っていて、メーターに目をやればMile表示。
国産や欧州車が好きな人からしたら、とても21世紀の車とは思えないような感覚を抱くだろう。
はっきり言うと不出来なのだ。
ただ人間と一緒で、容姿端麗で文武両道のエリートよりは、少し愛嬌があるぐらいの方がオレはやっぱり好きなんだ。
無骨でパワーがあって文句なしにカッコいい、それでいてフレンドリー。
それがマスタングなんだから…

2008年型のこいつはS197の初期のモデル。一番好きなモデルだ。
金の事もあるだろうけど、後期モデルだったら買ってない。それぐらい好きだから。
Shelby GT500というネーミングだが、別に昔からあるシェルビー社の車両ではない。
キャロルシェルビーが少し関わっているとは聞いても、何をどこまでやっているのかは良く知らない。
あくまでFord社のカタログにある車で、以前の愛車だった97コブラ同様、SVTのエンジニアの息がかかっている。
でも「シェルビーに乗ってるぜ」と自慢しても嘘ではない。
SuperChargerを積んだこいつはどれほど凶暴なのかと思っていたけど、そんなにキチガイみたいな加速はしない。まあそれにしたって踏み込んだら命や免許がいくつあっても足りないぐらいのパワーの持ち主、大事に乗ってやりたい。


コルベットのC5を半年で降りて、衝動買いしたマスタング。
なんとなく思うのは、すごく満足できる車にやっと乗れたなぁって事だろうか。
もう当分アメ車に乗ったり遊びに行くのは無理と思っていたけど、いろいろな出来事とめぐり合わせで、ここまで来た。
別に次の車の夢を全く捨てるわけではないけど、値段の張る車を買うのはまあこのぐらいでいいんじゃないかって気もする。上を見れば物凄い車はいっぱいあるけど、そこまでして欲しいという感覚もない。

オレの身分からしたら、こいつは上等すぎるぐらいの奴なんだから