2014年5月21日水曜日

2002 コルベット Z51



とうとうやってしまった。
多摩地区のシボレー店に、以前都築に見に行ったときと同じC5が入庫されていたので見に行った。
店に車を入れるとすぐにセールスの人が来た。

「シルバーのコルベット見せてください」と伝え、車を見せてもらう。
セールスの顔つきを見てると、「どうせひやかしだろ…」といった面持ちが伺える。
エンジンを掛けて、車内に座らせてもらう。ずっとディーラーで面倒を見ていたようで、12年落ちでもとにかく綺麗な車両だった。もちろん現代のインジェクションの車だからアイドリングも安定している。
コルベットが欲しくてこの前も行った都築の店の話しや、アメ車は10年乗ってたよという話しなどをしているうちに、セールスの態度が序々に低姿勢になってきて、「お見積もりだけでも…」と店内に案内された。
アイスコーシーを飲みながら、自分の仕事やアメ車好きの話しを世間話しを織り交ぜながらセールスと話した。
「試乗されてみます?」と切り出してきた。
「もちろん是非」
二人で車内に乗り込み、国道に出た。
マニュアルトランスミッションだから最初はギクシャクしたが、エンストすることもなく走行を続ける。
なんというかすごくジェントルな感じがした。OHVのV8はそれなりに重低音ではあるが、車内での会話の妨げにはならないし、乗り心地も洗練されている。よくアメ車は「マッスルカー」という風に形容されるが、これはマッスルカーではないと思った。
以前のドタ足のマスタングと比べてしまうのもなんだが、やっぱり定価700万越えのアメリカンピュアスーパースポーツ、「コルベット」だけのことはある。サイドミラー越しに写るリアフェンダーの張り出しは、それはもう尋常ではないし、ワイド&ローのデザインは唯一無二。どこからどう見てもコルベット。
結構長い時間試乗させてもらい、店にもどる。

「購入を決めていただけるようでしら、古い車ですし勉強させていただきます」とセールスに背中を押される。オレの性格が良くわかっているようだ。
「税理士に相談してみますよ」と、オレはその場で顧問税理士に電話で相談。
もちろん自分の金で買うのだから問題はないが、経費ではなに一つ落とせないことだけ念を押された。ちょっと図々しいタイプの輩なら、税理士に接待でもして手篭めにしてうまいことやるんだろうけどね、そんなことはしない。互いのためにならない。

再び店内の机に座り、再見積もり。随分と引いてくれた。
これもセールスの一連のマニュアルなのかもしれないが、オレはもう契約書に拇印していた。
5000円の手付けだけ渡した。コルベットは以前から欲しかったけど、正直この日に契約なんて考えてもいなかったから、ハンコも金もなんにも持ってなかった。
ただやっぱりこういう買い物は半ばやけくそ半分ではないが、思い切りがないと買えない。
オレもそんなに若くないし、人生一回だけだから、そんな風に自己完結していた。







そんなこんなで昼も食わずに店に3時間ぐらい居ただろうか…

2002年型 コルベット Z51 6MTが手元にくるのはいつの日か






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