2014年2月1日土曜日

請負工事


次の現場が決まった。
高輪にあるタワーマンション。
何はともあれホッとした。
しかし、新しい現場に乗り込む時はいつもながら、イライラというか緊張感が増す。
特に今回の現場は、今までと違った仕様での工法になってくるので慣れるまでなんだか気が重い。
まあ、仕事があんまり空いてしまうよりはいいか…
かれこれ20年以上工事屋さんとしてやってきたけど、やっぱり工事は請け負いでやらないと気合いも入らないし、頑張ったぶんの対価を味わえない。反対に一般企業にお勤めするのと違って、安定収入もなければ、保証もボーナスもない。三桁近い実入りのときもあれば、ゼロのときもある。
まぁ言ってみれば、狩猟民族のような生き方かもしれない。家庭を持つのは向かないかもしれない。
でもオレはこういう世界が好きなんだろう。でなかったら独立なんてしない。

少子高齢化で、これからマンションの需要もそんなに伸びない気がしないでもない。
でもオレは自営でも雇われでもいいから、生涯現役でなにかしら仕事がしたい。
健康な成人が「社会にかかわる」という事は、仕事して税金を納めることだと思っている。
あとはそれぞれ個人差があるのだから、勝ち組だの負け組だのまわりがとやかく言うことではないだろう。

オレはひとつだけ人生を閉じるときの理想がある。たいしたモノではない、簡単でもないけどね。
「仕事をしている最中に、脳卒中か心不全で息を引き取りたい」という事だ。
そう、あの波平さんのように…



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